魔天楼

2004年9月6日 読書
ISBN:4062633469 文庫 田中 芳樹 講談社 1996/10 ¥550

父親は元警視庁幹部、東大・法卒、27歳の超美人&ナイスバディ警視・薬師寺涼子。
唯一の欠点は「ドラキュラもよけて通る」性格の悪さ。
通称「ドラよけお涼」!!
下僕部下である、33歳の泉田警部補を引き連れ、挑むは世にも奇怪な事件。
東京・湾岸副都心の巨大な複合ビルで巻き起こる、この事件の真相は!?

正義とはあたしが勝つことよ!

まず、この作品の魅力は涼子さん。
自分の美しさを自覚し、スーパーモデル並のスタイル、特に足を堂々と見せびらかす。この足を隠すなんて、人類の損失だと考える彼女は、イヤミを通り越して、もう感嘆するしかないですね。
その涼子さんにこき使われながらも、しっかりと期待に応える働きをする泉田さん。いい仕事してます。

こんな上司と部下、いいなぁ(もちろん上司の視点から見て)

涼子さんの「我が道を行く」姿勢は、読んでいて実にスカッとします。
読みながら、ストレス発散出来る事間違いなしです。

表紙、挿絵は「吸血姫美夕」で有名な垣野内成美さん。
美しい涼子さんをぜひその目でお確かめ下さい。

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