ISBN:4062124416 単行本 宮部 みゆき 講談社 2004/06/16 ¥1,890
霧の城が呼んでいる。時は満ちた、生贄を捧げよと。
何十年かに1人生まれる、小さな角の生えた子供。
イコは、生まれながらに生贄になる事を運命づけられた子供だった。
13歳のある日、角は一夜にして伸び、はっきりとその姿を表す。それが「生贄(ニエ)の刻(トキ)」。
運命にその身を委ね、すべてを受け入れようとしたイコは、連れて行かれた城の中で、鋼鉄の檻に囚われた少女と出会う。
少年は、少女の手をとった。
そして、運命に抗う事を決意した。
「ぼくが君を守る。だから手を離さないで」
同名ゲームを下敷きに、宮部さんが独自の世界観をもって再構築した渾身の作品です。
宮部みゆきさんと言えばミステリーと思ってしまうと思いますが、最近はファンタジー作品も多数書かれ、どれも高い評価と人気を得ています。
この作品も単なる冒険ストーリーに終わらず、人の罪や悲しさと言った奥の深いところまで描かれている一級の作品です。
少年と少女が手を取り合い、進んでいく。
こんなシンプルな事が、この作品の根本であり、テーマになっています。素敵だと思いませんか?
運命に抗う事も、また運命。
霧の城が呼んでいる。時は満ちた、生贄を捧げよと。
何十年かに1人生まれる、小さな角の生えた子供。
イコは、生まれながらに生贄になる事を運命づけられた子供だった。
13歳のある日、角は一夜にして伸び、はっきりとその姿を表す。それが「生贄(ニエ)の刻(トキ)」。
運命にその身を委ね、すべてを受け入れようとしたイコは、連れて行かれた城の中で、鋼鉄の檻に囚われた少女と出会う。
少年は、少女の手をとった。
そして、運命に抗う事を決意した。
「ぼくが君を守る。だから手を離さないで」
同名ゲームを下敷きに、宮部さんが独自の世界観をもって再構築した渾身の作品です。
宮部みゆきさんと言えばミステリーと思ってしまうと思いますが、最近はファンタジー作品も多数書かれ、どれも高い評価と人気を得ています。
この作品も単なる冒険ストーリーに終わらず、人の罪や悲しさと言った奥の深いところまで描かれている一級の作品です。
少年と少女が手を取り合い、進んでいく。
こんなシンプルな事が、この作品の根本であり、テーマになっています。素敵だと思いませんか?
運命に抗う事も、また運命。
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