ISBN:4757510470 コミック 荒川 弘 スクウェア・エニックス 2003/10/22 ¥410

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人は何かの犠牲なしに何も得る事は出来ない。
何かを得る為には、同等の代価が必要になる。
それが、錬金術における『等価交換』の原則だ。

彼等は禁忌を犯し、罪を背負った体になった。
等価交換の原則どうり、兄は左足を、弟は体すべてを
「もっていかれた」
弟の魂を繋ぎとめる為、兄は自分の右腕をも差し出した・・・・。
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あの日、兄弟は期待に胸を膨らませて練成術を行った。
まさか、あんな事になるとは思わずに・・・・。

大好きだったお母さん。
生き返って欲しい。もう1度お母さんの笑顔が見たい・・・。
ただ、それだけだった。
その為には錬金術最大の禁忌「人体練成」をする事も厭わないと思った。

エドの理論は完璧だったはず。でも、彼等自身が間違っていた。
自分達の体を奪われてまで蘇らせたモノは、人の姿をしていなかった・・。

とても切ない。悲しい。痛々しいです。
幼い兄弟が、過ちを犯したとはいえ、こんな惨い目にあうとは。
誰か助けてあげてよ!!と、本気で思いました。

その後、マスタング大佐と出会い、国家錬金術師になるまでの出来事も描かれています。
やっぱりエドには、ちょっと生意気で自信家で元気いっぱいでいて欲しいです!

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