ISBN:4062108569 単行本 高野 和明 講談社 2001/08 ¥1,680
喧嘩がきっかけで、相手を殺してしまった三上純一。
2年足らずの服役生活の後、仮釈放となった青年に持ちかけられた「仕事」
それは、記憶を失った死刑囚の冤罪を晴らす事だった。
樹原亮が凶悪殺人犯とされたのは、22歳の時。
しかし、彼はバイク事故でその前後の記憶を失っていた。
逃走途中の事故だと考えられたが、樹原自身は全く記憶がない。
状況証拠と不完全な物的証拠のみですべてが判断され、言い渡された判決は「死刑」
しかし、本当に彼の犯行だったのか!?
死刑囚となり、今や32歳となった樹原。
もう一刻の猶予もない・・・。
---第47回江戸川乱歩賞受賞/2003年2月映画化---
この作品は、とにかく読み始めたら止まらない。
ページをめくる時にこれだけドキドキする作品はめったにないと思います。
人を殺してしまった者の苦悩。家族を殺された者の苦悩。犯罪者の家族の苦悩・・・。
人が人を罰するとはどういう事か。死刑とは正しいものか。
死刑があるという事は、その死刑を執行しなければならない者もいるという事。
すべての苦悩が、この作品から感じられます。
絞首台の代名詞「13階段」
死刑囚は、廊下を歩く足音が、自分の部屋の前で止まらない事をひたすら願う。何故ならそれが、死への迎えだから。
もし、無実の人間がいて、毎日その”お迎え”に怯えて暮らしているとしたら?
今現在、本当にそんな人間がいないと、断言出来るのでしょうか?
喧嘩がきっかけで、相手を殺してしまった三上純一。
2年足らずの服役生活の後、仮釈放となった青年に持ちかけられた「仕事」
それは、記憶を失った死刑囚の冤罪を晴らす事だった。
樹原亮が凶悪殺人犯とされたのは、22歳の時。
しかし、彼はバイク事故でその前後の記憶を失っていた。
逃走途中の事故だと考えられたが、樹原自身は全く記憶がない。
状況証拠と不完全な物的証拠のみですべてが判断され、言い渡された判決は「死刑」
しかし、本当に彼の犯行だったのか!?
死刑囚となり、今や32歳となった樹原。
もう一刻の猶予もない・・・。
---第47回江戸川乱歩賞受賞/2003年2月映画化---
この作品は、とにかく読み始めたら止まらない。
ページをめくる時にこれだけドキドキする作品はめったにないと思います。
人を殺してしまった者の苦悩。家族を殺された者の苦悩。犯罪者の家族の苦悩・・・。
人が人を罰するとはどういう事か。死刑とは正しいものか。
死刑があるという事は、その死刑を執行しなければならない者もいるという事。
すべての苦悩が、この作品から感じられます。
絞首台の代名詞「13階段」
死刑囚は、廊下を歩く足音が、自分の部屋の前で止まらない事をひたすら願う。何故ならそれが、死への迎えだから。
もし、無実の人間がいて、毎日その”お迎え”に怯えて暮らしているとしたら?
今現在、本当にそんな人間がいないと、断言出来るのでしょうか?
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